食費を節約するなら粗食 1食150円以下の献立

昨今のコロナによる影響で、「食費を節約したい」と考える方は増えているのではないかと思います。

そんな方には粗食がおすすめです。

作るのは簡単で洗い物なども少なく済みますので一人暮らしの方や料理初心者の方にもおすすめします。

 

何より良いのは、粗食に慣れると1食150円以下で美味しいご飯をいっぱい食べて元気になれることです。

食費の節約はどちらかというとおまけの副産物と言えるかもしれません。

順を追って説明していきましょう。

食費を節約するのに粗食は最適

粗食は食費を節約するのであればまさに最適な食事です。

のちほど具体的な献立の例を紹介しますが、1食あたり150円以下でお腹いっぱい食べられます。

粗食に慣れてくると100円以下にすることも簡単です。

 

安すぎる金額をみると、我慢や辛抱をしなくてはいけないように感じるかもしれませんが、辛いことをするわけではありませんのでご安心ください^^

ただその前に、私たち日本人がこれまで当たり前のようにしてきた、「普通の食生活」についてよく知っておいたほうが良いと思います。

贅沢な食事が当たり前になっている日本人

飽食の時代と言われて久しい感じですが、私たち日本人の食事は一昔前と比べてとても贅沢なものになりました。

毎日が特別な日(結婚式や成人式など)に食べるような贅沢な食事になってしまっているのです。

 

江戸時代には肥満の人はただの1人もいなかったそうですが、現代では大勢の方が肥満になります。

贅沢病と言われる痛風や糖尿病なども昔と比べて多いです。

 

移動手段や仕事などが楽になり運動不足になったことも原因にはなっているでしょうけれども、肥満の原因が贅沢な食事というのは疑いようがないと私は思います。

ではどんな食事をするのが良いのか?

もちろん粗食なのです^^

粗食で健康に

粗食生活を続けてみるとわかるのですが、贅沢な食事を3食摂っていた頃と比べて健康になっていきます。

 

贅沢な食事は確かに美味しいのですが、調味料が多く使われており濃いめの味付けが普通です。特に肉類を使用した料理はとても多くの調味料を使用します。

肉類そのものもそうですが、調味料は内蔵に大きな負担がかかります。

消化するのに長い時間がかかると言われており、消化の良いものだけを食べた場合と比べると、内蔵に重労働をさせているようなものです。

実は内蔵が活発に働いていると眠れないので、寝不足や疲労の原因にもなります。

 

でも粗食ならば、肉類はあまり食べないですし、味付けはダシをたっぷりつかって薄味が基本です。

粗食を続けていくことで寝不足や疲労が改善され、健康で元気な生活ができるようにもなっていきます。

その上で食費の節約にもなるわけですから、ぜひ粗食を試していただきたいと思います^^

粗食とは? 意味は「粗末な食事」ではありません

粗食とは粗末な食事のことではありません。

和食と言い換えても良いのですが、和食の中でもご飯と味噌汁に少量のおかずという、「一汁一菜」とか「一汁三菜」と呼ばれる食事のことを粗食と言います。

リーズナブルな旅館などの朝食みたいな食事をイメージするとわかりやすいです。修行中のお坊さんの食事でもいいですね。

 

ご飯を炊いて味噌汁さえ作ってしまえば、あとは1品でもかまいません。たとえば納豆、生卵、焼海苔、昆布の佃煮、漬物、冷奴などですね。

一人暮らしの方やこれから料理にチャレンジするような方は、簡単でシンプルな献立にすると後片付けも楽ですよ^^

粗食の献立は1食150円以下

粗食とは? の項ですでに書きましたが、粗食の献立を立てる時の考え方を紹介します。組み合わせはお好みで自由に選択してください。

1食150円以下が目安ですが、食材の選択次第では100円以下にすることも簡単です。

 

ただ、いきなり3食すべてを粗食にしてしまうと無理があると思います。まずは1日のうちの1食だけ粗食にして、十分に慣れてから頻度をあげていくのがおすすめです。

朝食だけ粗食にしてみるとチャレンジしやすいと思います。

粗食の献立の考え方

まずご飯ですが、1膳100gならだいたい30円、2膳なら60円ほどです。

続いて味噌汁は具材や味噌、ダシの値段にもよりますが1杯20円ぐらいで作れます。

 

もうこれでご飯に味噌汁をかけて食べても粗食と言ってしまって問題ありません。

ご飯をガッツリ2膳食べてもたったの80円です。

おかずに生卵(と醤油、めんつゆなど)と昆布の佃煮を少量つけても100円ちょっとで済みます。

 

ご飯と味噌汁は最初のうちは固定で、あとはおかずをどうするかで献立が決まります。

お好みで選んで良いのですが、肉類は避けて和食系統を選びましょう。朝食を粗食にしたのであれば、昼食や夕食でお肉を食べるのはOKです。

まずは1日のうちのどれか1食を粗食にして習慣づけるのが第一目標ですのでね。

 

ご飯の量とおかずの量の割合を8:2か9:1ぐらいでイメージしましょう。

最初のうちは薄味にこだわらなくても大丈夫ですし、おかずを多く食べたいのであればすこし割合がズレてしまってもかまいません。

少量のおかずでご飯をいっぱい食べるという感じでゆるめにやっていくとよいでしょう。

 

粗食に慣れてきて頻度が増えたら、味噌汁は毎回つけなくても良いです。飲みたいなら飲めば良いですし、おかずだけで十分なら無理に味噌汁を飲む必要はありません。

上記の考え方で献立を立てれば1食150円以下におさまるはずですが、1週間分の献立の例もあげておきます。

粗食の献立 1週間分

1週間分と書きましたが7食分です。21食分ではないですからね(^_^;)

と言っても、ご飯と味噌汁は固定でおかずを変えるだけですので、献立と言ってもおかずだけです。

ご飯と味噌汁は固定。

1日目:納豆

2日目:生卵&だし醤油 昆布の佃煮

3日目:きゅうりの漬物 味のり

4日目:鮭フレーク

5日目:焼海苔&だし醤油

6日目:ふりかけ うめぼし

7日目:きんぴらごぼう

1週間ということで別々のおかずにしましたが、毎日同じメニューでも良いと思います。

たとえば私の朝食はほぼ毎日がご飯と味噌汁に生卵という組み合わせです。気分によってだし醤油、めんつゆ、ポン酢と卵にかけるものを変えますが、基本的にはめんつゆ一択です。

特に理由はなくて単純に美味しいからです^^

粗食は飽きる?

「同じメニューばかりでは飽きるのではないか?」

と思うかもしれませんが、粗食は飽きるというのはあんまり無いと私は考えています。「飽きる」というのはどちらかというと贅沢な食事に限られると思うんです。

特に肉類はそう感じます。

 

贅沢な食事は「快感を得るための食事」と言い換えることもできます。そして粗食は「生きるための食事」です。

前者は脳を喜ばせ、後者は内蔵を含めた体全体を喜ばせるようなイメージ。

そもそもの目的が異なるんですよね(^_^;)

最初のうちはわかりませんが、いったん慣れると飽きることはないと思います。

あとがき

贅沢な食事に慣れていた状態から粗食に変えると、最初のうちはなんとなく物足りない感じがすると思います。それを「飽きる」とか「味気ない」と錯覚するかもしれません。

しかしながら、しばらく粗食を継続していると粗食で十分に満足できるというのがわかってくるはずです。

 

贅沢な食事を否定するわけではありませんが、日本人は食べすぎて病気になっていると言って良いでしょう。

医療の発展により平均寿命は伸びていますが、内蔵がボロボロで寝たきりになる人も多いです。

基本的な食事は粗食にして、贅沢な食事は週1ぐらいにするのが良いのかなと私は思います。

 

こんな深いところまで読んでくれる方は少ないと思いますのでこっそり書いておきますが、粗食を否定するような人がけっこう多くいらっしゃいます。

私は粗食で健康になれましたので、粗食が良い食習慣であることは身をもってわかっています。

 

粗食というのは、とても安い食材ばかり使って作るので、高価な肉類などはあまり購入しません。肉類を使って料理をすると油や調味料なども多く使用します。

贅沢な食事が通常通りに消費されていれば、肉類を含めてそれだけ多くのお金が動くことになります。

 

さらに贅沢な食事で病気になる人は医療機関のお世話になりますので、お医者さん達の仕事を増やしているとも言えます。寝たきりの方はお世話が大変な場合もありますが、おとなしく寝てくれている方も多いです。

長く入院していればそれだけ多くの・・・

っとまぁ、けっしてそういう形ばかりではないとは思いますが。

 

なぜ彼らが粗食を否定したがるのかは、そのへんが理由ではないのかと考えられます。

否定している本人ではなく、誰かから依頼されたのかもしれませんし、お医者さん本人が粗食を否定しているようなケースもあるようですね。

 

私は健康になるために粗食を始めたわけではありませんが、結果的に健康になれましたし、何と言っても「粗食を食べてほっとする」という自分の感覚を信じます。

記事をお読み頂きありがとうございました。

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